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【木部塗装】木部に最適な塗料や下地処理

2021.06.23



建物には、サイディングボードやモルタルなど様々な建材が使用されていますが、なかでも木材は住宅には欠かせない建材の1つです。
木材は、軒天やウッドデッキなど、目に見える外装の一部分に使用されているだけでなく、外壁全体に使用されている場合もあります。

しかし外装に使用された木材は雨風や紫外線の影響を受けやすいため、耐久性はさほど高くなくメンテナンスフリーというわけではありません。
他の外装材と同じで、木材も劣化を防ぐためには塗装などのメンテナンスが必要です。

ですが、木は呼吸により伸縮する素材であるため、他の外装材とは異なった下地処理や塗料選びが必要となります。

そこで今回は、木部塗装の下地処理や塗料についてご紹介させていただきます。
木部塗装を検討されている方は、ぜひご参考ください。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

塗装前に必ず必要な工程!下地処理とは?

木材の劣化面には必ず凹凸があります。
この凹凸を残した状態のまま塗料を塗ってしまうと、均一に塗料が木材の表面にのらず塗りムラができてしまいます。

また、表面の汚れなどをきちんと取り除かなければ、塗装後の剥がれや浮きの原因になるので
木部塗装を行う際は、塗装前の下地処理が重要です。

下地処理には、サンドペーパー(紙やすり)や、ディスクグラインダー(電気研磨機)という道具を使用します。
これらの道具で木材表面の汚れを削り落とし、なおかつ木材の表面に傷をつけていきます。
傷をつけると聞いて驚かれるかもしれませんが、これには理由があります。
それは「表面に傷をつけることで、塗料との接触面を増やし、密着性を高める」ためです。

平滑な状態の木材表面に塗装を行なった場合は塗料が長期間密着せず、かえって剥がれの原因になることもあります。
ですから、塗装前には、木材の表面に適切な傷をつけて塗料が密着しやすい状態を作る。という下地処理が必要になります。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

浸透タイプの塗料ってどんなもの?

塗料には、大きく分けて浸透タイプと造膜タイプ、透明コーティングの3種類があります。
浸透タイプとは、その名の通り木材に塗料を染み込ませて、内側から保護することができる半透明の塗料です。
よく耳にする「ステイン仕上げ」というのも浸透性塗料を使った仕上げ方法です。

金属などへの塗装とは異なり、表面を塗膜で覆うわけではないので、木材本来の質感や肌触りを損なわないまま、着色塗装することができます。
よって、木目を活かした意匠をご希望される場合は浸透タイプの木部塗料を採用されると良いでしょう。

浸透タイプの塗料は木の表面に保護膜を作るわけではないため、木材表面における耐久性は低いですが、塗料が木部の内側に浸透することで、内部保護という点ではメリットがあります。

紫外線や風雨の影響をどれだけ受けているかにもよりますが、一般的には浸透タイプの塗料は、おおよそ2〜3年ごとに塗り替えを行う必要があると言われます。
ですから定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

造膜タイプの塗料の特徴って?

造膜タイプの塗料は、木材の表面を塗膜で覆うことのできる塗料のことです。

木材の表面に塗装を行うため、木材が直接風雨や紫外線にさらされることがないので、耐水性や耐久性に優れているのがメリットです。

ただし、木材は呼吸して伸縮を繰り返す素材であるため、木材表面の塗膜がその呼吸の動きに追従できなくなると、いずれ塗膜の剥がれや割れなどが発生します。

そのため、塗膜と木材との密着性をいかに確保するかがポイントで、適切な下地処理が必要不可欠となります。
また、木材の表面を塗膜で覆うため、木目は見えなくなります。

造膜タイプの塗料は木の水分吸収を防ぐため、カビやコケなどの汚れに強いのがメリットです。しかし木材本来の質感や肌触りを感じることはできません。

ですから造膜タイプの塗料は、住宅の意匠性に合わせて木目を隠蔽したい場合や、塗膜で木材を保護しておきたいと希望される場合には最適の塗料と言えるでしょう。

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透明コーティング材(ニス)の特徴と再塗装の注意点

透明コーティングは木材本来の色や木目をそのまま活かす場合に用いられます。ですから木部にダメージが少ない状況でしか用いることができません。
一般的には内装リフォームでの需要が多く、外装リフォームで使用されることは稀でしょう。

この透明コーティングは主に木部表面の艶を調整する目的で使用され、艶を出すタイプと艶を消してマットに仕上げるタイプの2種類があります。
防水性は確保で来ますが、着色タイプと違い木部に当たる紫外線量を抑制できるわけではありませんので、使用する際は浸透性タイプや造膜タイプと特徴や使用する用途が異なることを踏まえてきましょう。

なお各種塗料の使用用途の違いという観点からもう一つ知っておいていただきたいことがあります。
それは浸透性タイプで塗装された木部は再塗装も浸透性タイプを使用し、造膜タイプの塗装がされていた木部は同じ造膜タイプの塗料で再塗装することが最適なメンテナンスだということです。

透明コーティングや浸透性塗料が塗装された木部に造膜タイプの塗料を塗布しても塗膜が密着せず剥がれの原因になりますし、反対に造膜タイプの塗料の上から半透明な浸透性タイプの塗料を塗布しても仕上がりが綺麗になりません。
ですから木部を塗装メンテナンスする際は必ず最初にどのタイプの塗料が使われていたのか確認してから塗料を選定しましょう。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は、木部塗装の下地処理や塗料の種類について、ご紹介させて頂きました。
木材は温もりのある質感や肌触りで住む人の心を癒してくれる素晴らしい建材です。

ですが木材は呼吸により伸縮する素材のため、塗装を行っても他の建材と同じような耐久年数は得られません。塗料の剥がれ、割れなどが起こってしまうことがあるので、定期的にメンテナンスを行うことが必要となります。
木部塗装を行う場合には、下地処理をしっかりと行い、木材のダメージに合わせた適切な塗料を選ぶ必要があることから、木部のメンテナンス塗装は非常に難易度の高い作業と言われます。

そのため、広い範囲もしくはダメージのある木部のメンテナンス塗装を検討されている方は、専門の会社に依頼されることをオススメします!

D I Yでもメンテナンスできないわけではありませんが、専門家にアドバイスをもらうなどして、適切な塗料を採用できなければ、きれいな仕上がりを実現することは難しいでしょう。

木部の塗装工事は、住宅を守るために欠かせない大切なメンテナンスの1つです。
メンテナンスサイクルも短いので、いつも安心してお願いできる専門の会社を見つけておかれるとことをお勧めいたします。


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